焼印ど広がる枡の世界
確かに、かっちりと四角形に整えられた見た目は、親しみより格式を感じさせます。
しかし、その側面を、自由なキャンパスのように捉えてみると、見た目も役割も大きく変わってきます。
定番の柄や文字以外でも、枡を彩ることはできるのです。
様々な加工方法の中でも、焼印入りにすることは多くのメリットがあります。
まず、多様な柄を品良く仕上げられるという魅力があります。
彩色した場合よりも、焼印独特の暖かみが柄を演出します。
これは、刻まれたメッセージを柔らかい印象にする効果もあります。
記念品として何かロゴを描く場合でも、普段と違ったセピアな趣きが出て、
貰い手に新鮮な驚きを与えることができます。
次に、柄があせにくく、細かい字も長く残せるという利点があります。
木を焼いて刻印されているため、塗料で描かれたものよりも長期間楽しむことができます。
何でも自由に描くことが出来、気軽な記念品として贈るとしても、
貰い手に長く手元に置いてもらえたら嬉しいものです。
枡は、シンプルな形であるため、容器として使用することにも、観賞用に飾ることも出来るため、
実は用途の広い小物です。
器という形状から、アクセサリー入れなどにもアレンジができます。
焼印で気に入った柄を刻めば、気持ちも高まり様々な使い方のアイディアが浮かぶものです。
シンプルな四角形であるゆえに、作り手や使い手の個性を発揮しやすいユニークなグッズと言えます。