高級塗り枡・漆について
枡の外見は大きく分けて2つあります。
一目みて木製と分かる、木目が表面に出たものと、赤もしくは黒色に塗りを施した枡の2つです。
着色された中でも漆の塗り枡は非常に上質なものであり、贈り物などにもよく用いられます。
日本の器や家具などさまざまな箇所で用いられる漆ですが、一体どういったものなのでしょうか。
主に日本・中国・東南アジアなどアジア諸国で生育する漆の木の表面に傷をつけて、
そこから出てくる乳白色の樹液を採取したものが、漆のもととなります。
この漆液を濾過したものが「生漆」と呼ばれるもので、あらゆるものの塗りに使われます。
現在漆の木は日本国内ではあまり生育されず、ほとんどが中国産です。
そのため、純粋な日本産の漆は希少価値が高く、値段も中国産の約5倍であるため、
大抵は神社・仏閣などの修復作業に用いられるのがほとんどです。
産地や摂取した年代によっても漆の成分が異なるため、当然ながら特性・特徴も大きく異なります。
それらの性質を把握した上で、異なる漆を混ぜ合わせ適材適所で使用するのが大切になります。
また、漆の誤ったイメージとしてはがれやすい、扱いにくいといったものがありますが、それは違います。
それどころか、塗膜が硬く、かつ柔軟でもあり、現代の一般的な化学塗料に比べ、
はるかに強く粘りがあり、すぐれた性質を持っています。
酸性・アルカリ性・アルコール分や塩分などにも強く、耐水・断熱・防腐性にもすぐれている万能の素材なのです。
一目みて木製と分かる、木目が表面に出たものと、赤もしくは黒色に塗りを施した枡の2つです。
着色された中でも漆の塗り枡は非常に上質なものであり、贈り物などにもよく用いられます。
日本の器や家具などさまざまな箇所で用いられる漆ですが、一体どういったものなのでしょうか。
主に日本・中国・東南アジアなどアジア諸国で生育する漆の木の表面に傷をつけて、
そこから出てくる乳白色の樹液を採取したものが、漆のもととなります。
この漆液を濾過したものが「生漆」と呼ばれるもので、あらゆるものの塗りに使われます。
現在漆の木は日本国内ではあまり生育されず、ほとんどが中国産です。
そのため、純粋な日本産の漆は希少価値が高く、値段も中国産の約5倍であるため、
大抵は神社・仏閣などの修復作業に用いられるのがほとんどです。
産地や摂取した年代によっても漆の成分が異なるため、当然ながら特性・特徴も大きく異なります。
それらの性質を把握した上で、異なる漆を混ぜ合わせ適材適所で使用するのが大切になります。
また、漆の誤ったイメージとしてはがれやすい、扱いにくいといったものがありますが、それは違います。
それどころか、塗膜が硬く、かつ柔軟でもあり、現代の一般的な化学塗料に比べ、
はるかに強く粘りがあり、すぐれた性質を持っています。
酸性・アルカリ性・アルコール分や塩分などにも強く、耐水・断熱・防腐性にもすぐれている万能の素材なのです。
