枡の名前入れについて
ここでは、名前が入れられるまでの具体的な流れについて簡単に説明します。
まずは、注文を承ってから、納期やデザインの相談へと入ります。
ここで、具体的にどのような字体にしたいのか、どのような文字を入れたいのかということを作り手側と相談します。
他にも、何か模様を入れるのか、どの木を用いるのかなど、事細かに決めることで、
自分の理想により近づけるようなプランが完成します。
サイズのバリエーションも豊富であるので、一体何合のものを作りたいのかということもここで決めておきます。
プランの完成後はいよいよ製作に入っていきますが、お客様に完成をただ待っていただくのではなく、
何度か途中経過のデザインの確認を行っていただくことで、理想を完成形へと持っていくことが可能となります。
枡の名前入れというと、墨で書かれた和風な字体を想像しがちですが、
近年ではアルファベットやポップ体なども用いることが出来るようになっているため、
非常に自由度が高く、個々人の個性やセンスがじわっとにじみ出るものがきっと完成するでしょう。
このように、複雑でかつ慎重な過程を経て、世界にただ1つのものが作られるのです。
枡に名前を入れることで、その人だけのものという価値が生まれ、それはやがて自分にとって、
もしくは貰った相手にとっての大きな宝物となるのです。