枡の組み方にも注目を
枡は最近はお祝い事などの席で登場して活躍しているのを見かけるのが多いです。
昔はそもそもグラスのような使い方をするのではなくて、年貢などの徴収をするために、
米などを入れて測るために使われてきていました。
現在は縁起物の一つとして利用をされることが一般的です。
木で出来ているので、手渡されたら思わず誰もがその形をしげしげと眺めてしまうものです。
印刷などがあればそれを見たりしますし、端の方を見て何となく不思議に思ったりすることもあるかもしれません。
枡は木を組んで作られているのです。それほど知られていませんが、この組み方にも意味があります。
上から見てみると、入りの文字に組まれているのです。
何気なく見ているとそこまで気が付かないかもしれませんが、四隅がきちんとそうなっているのに気がつくと、
面白いなと感じるでしょう。
これは大入りなどの縁起を担ぐという意味を込めてこのような組み方をしているのです。
それだけでなく、会社や団体、そしてカップルなどでもそうですが、
複数の人が一緒に木を合わせる、引いては気を合わせるという意味もあります。
その意味を考えると、枡を手にした時の思いもまた違ってくるのではないでしょうか。
結婚式などでも良く登場しますし、いろんなパーティー等でもおめでたい席であれば、
皆でそれを分かち合っていくのにとても相応しいと実感できます。