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枡は古いからの縁起物


枡は本来、穀物や液体などを計量するための道具として使われてきたものです。
しかし、ただ単に計ること以外でも色々な使われ方をしてきました。
例えば神様に捧げるお供え物を入れるための器としても使われ、古くから米や餅、豆などが入れられてきました。
さらにはこのようにお供え物を入れるための器だっただけでなく、それ自体が縁起物として考えられるようになります。

その理由は、「「ます」という読み方が「増す」や「益す」に通じていることなどから、
縁起が良いものとして親しまれることになったのです。
また大切な穀物などを計るための道具であったことも、枡が大事に考えられてきた理由とも考えられています。
そして今でも変わらず計量の為の道具として使われています。
一般家庭においても、お正月にお酒を入れたり、節分では豆を入れたり、
そして結婚式などのおめでたい席での贈り物としても、
色々なシーンで使われています。

最近では心地よい手触りと木の香りの良さからインテリアとして使われたり、
コンパクトなものであれば部屋や卓上の小道具入れとしても使われているようです。
さらには、枡自体に打ち出の小槌や鶴、七福神の恵比寿様などのおめでたいイラストがプリントされたものなど、
色々なバリエーションのものも増え、各種お祝い事や受験などの合格祈願のギフトとしても、
送られるシーンが増えています。
昔から縁起物として愛されていた古い道具は、今でも変わらず使う人の祈りが込められています。
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