一合枡のサイズについて
これは、もともとは日本の尺貫法に由来する体積・容積の単位で、一升(約1.8リットル)の十分の一であり、
メートル法に換算すると約180mlとなります。
日本酒は家庭でも一合瓶で出されることがあると思いますし、お祝いの席での日本酒を飲む器としてもよく用いられています。
また、炊飯器に付いてくるお米の計量カップは普通このサイズです。
ご飯を炊くときにも何合炊き、という言い方をしますね。
一合枡というのはこの180mlサイズの枡のことです。縦横それぞれが約6.4cm、深さ約4.5cmが普通です。
もちろんこれは内寸であり、外寸は縦横が約8.5cm、高さが約5.5cmになります。
片手に持つのに丁度良いサイズと言えます。
縦横と深さの比率が若干違うものもありますが、このくらいが一番バランスよく感じられます。
なお、約180mlというのは決められている数字なので、きちんと良識的に作られているものは、
仮に縦横、深さが上記と多少違っていたとしても、体積・容積は同じです。
ただし、粗悪なものの中には、いくら素材や作りがしっかりしていて見栄えも良かったとしても、
肝心かなめの体積・容積が実際には1割近くも大きく異なるものもありますから、注意が必要です。
材質は爽やかな香りがする檜や杉がよく用いられていますが、耐久性のあるプラスチック製のものもあります。