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1合や1升の計測用に使われる枡とは


日本で長さや面積を計測する単位を表す法則に尺貫法があります。
尺貫法は読んで字のごとく、長さを表す尺と質量を表す貫を合体させて尺貫法とし、
ほかにも「合」や「勺」、「斗」のような質量を表す単位や「寸」、「里」、「間」のように長さを表す単位がほかにもあります。
これは、メートル法やヤードポンド法などとも同様の概念として、日本をはじめとする東アジアで使われていた単位の法則です。

お酒を量る単位に、「合」、「升」があります。
1合は約180mlで、10合が「1升」となりますが、実際に10合とは使われません。
日本酒が入っている瓶を1升瓶と言い、約1800mlの内容量です。
日本では、お酒やお米、麦などの穀物類を図る時にこの単位が現在まで使われています。
現在では、お祝いの席で日本酒は、乾杯の音頭とともに枡に入れてふるまわれますが、
従来では計測器として利用されており、現在のような「祝枡」とは概念上の違いを持ちます。
祝枡の場合、お祝いの席で使われることから、お祝いの内容が刻印され、別注にてつくられることが多く、
結婚であれば、新郎新婦の名前や、生年月日、式の日にちなど、企業の竣工日であれば、
企業名と竣工日など焼印にて刻印がされていることが多く、これらは「酒枡」としてお祝いに使われ、
節分で豆まきに利用される場合、「節分枡」と言い、ただ単に豆まき用の豆を入れているもので、
鬼の絵や節分の文字が刻印されていることが多いでしょう。
これらをひっくるめて「祝枡」と言いパフォーマンスに使われることが多いのです。
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