升や合を知っていますか お米をはかるときにも使います
一体何か知っているでしょうか。
これは日本で昔使われていた容積の単位です。
1升とは約1.8リットルに相当しました。
最近ではペットボトルや紙パックが世の中にあふれていて見かけることが少なくなったものの、
少し前までは日本酒や醤油などは1.8リットル入りの瓶、
すなわち一升瓶で売られているのがごく普通でした。
そして、1合というのはその十分の一、つまり約180ミリリットルに相当しました。
これらは容積の単位ですので、日本酒や醤油といった液体を量るときに使われたのはもちろんですが、
それ以外にも例えばお米を量るときにも使われました。
確かに、最近では1カップ、2カップという言い方をすることも多くなってしまいました。
しかし、普通の計量カップでは1カップは200ミリリットルのはずなのに、
なぜ炊飯器の計量カップはそれよりも小さいのだろう、と思ったことはありませんか。
それはすなわち、1合である180ミリリットルのサイズだからなのです。
それはともかく、炊飯器のサイズを表すときには、例えば5.5合炊きというように、今もなおこの単位は健在です。
しかし、お米を量る際に升を単位とすることは、今ではなくなってしまったと言っても過言ではないでしょう。
お米1.8リットルは約1.5kgにもなります。
それだけの量をまとめて炊飯するようなことは、今の家庭ではほぼありえないからです。
それこそお祝い事やお祭りくらいのものでしょう。