席札升がおすすめです
今風にアレンジをしたものが人気だそうです。
そんな和婚では、席札に升を使うと言うアイデアがあります。
木肌にレーザーで焼き付け、比較的簡単に名入れすることが出来ます。
まさに伝統と最新技術の融合です。
今ではなじみのない方が増えていますが、升は太古の昔から使われてきた計量器です。
現在は主にヒノキ材で作り、おめでたい席で使います。
「鏡開き」と言う儀式を目にしたことはないでしょうか?
樽酒を木槌で打ち割るもので、中のお酒はみんなに振る舞われます。
その時、紙コップで頂くのでは台無しですね、やはり升を使うはずです。
日本には昔から、良いことがあったら、みんなと分け合う風習があります。
家族や親戚へ、日ごろお世話になっている方へ、みんなにおすそ分けします。
結婚式以外も家を新築した時、赤ちゃんが生まれた時など、食事会を開いたり、
お菓子をお配りしたり、樽酒を新調し、だれかれ構わず振る舞います。
喜びを分け合うのです。
日本に根付いた伝統には、知られていないだけで意味や理由があり、受け継がれています。
様式のどの部分が大事かは、現代人の我々には計り知れない部分もあるのかも知れません。
しかし今まで受け継がれてきた理由がどこかにあるはずだと思います。
お祝いに欠かせない「振る舞い」の文化を、現在の「おもてなし」に取り入れてみましょう。
皆さんに喜んで頂けるお式になると思います。